botticelli の模写
2007年 02月 08日
漆工房の実習と平行して行っていたbotticelliの模写が
やっと終わりました。
約3ヶ月かかりました。 まず下絵を、
チタニウムホワイトを塗った紙を使って写します。
この下絵は、以前テンペラの古典技法の実習でつくったものです。 人物の部分の線を、
茶色のなやしくろめをして松脂を入れた漆でなぞります。
その上に、銀の粉末をふりかけます。
日本の蒔絵と同じ技法です。 花の部分の下地を、彫刻刀で削って
そこに卵の殻の粉末をはりつけます。 背景のレリーフ状の部分を、朱漆でなぞりました。 人物の部分を緑色の漆で塗りつぶしました。
これは、テンペラの技法と同じやり方です。 緑色の漆は、乾くととても暗い色に変わってしまうので、全体に銀の粉末をかけました。 なやしくろめをして松脂を入れた漆で、描きおこしていきます。 人物の部分の彩色が終わりました。 背景に金の箔を貼りました。 レリーフの部分を軽く研ぎます。 そして、完成です。
漆は、描いた時と乾いた時で色がすごく変わるので、
ものすごく悪戦苦闘しました。
でも、アールデコ期のJean Dunandの肖像画を知っていたので、
できないはずはないと思ってなんとかやってみました。
2月のテトが終わったら、旅行に行ってスケッチをして
この次は本格的に11月のハノイでの展覧会に向けて
自分の作品をつくる予定です。
やっと終わりました。
約3ヶ月かかりました。
チタニウムホワイトを塗った紙を使って写します。
この下絵は、以前テンペラの古典技法の実習でつくったものです。
茶色のなやしくろめをして松脂を入れた漆でなぞります。
その上に、銀の粉末をふりかけます。
日本の蒔絵と同じ技法です。
そこに卵の殻の粉末をはりつけます。
これは、テンペラの技法と同じやり方です。
漆は、描いた時と乾いた時で色がすごく変わるので、
ものすごく悪戦苦闘しました。
でも、アールデコ期のJean Dunandの肖像画を知っていたので、
できないはずはないと思ってなんとかやってみました。
2月のテトが終わったら、旅行に行ってスケッチをして
この次は本格的に11月のハノイでの展覧会に向けて
自分の作品をつくる予定です。
by ma-yu-u
| 2007-02-08 10:37